熱中症>高齢者の熱中症が多い理由2
高齢者の熱中症は非常に深刻な状態です。加齢と共に体力や筋力・
免疫力などが低下していきます。内臓機能も低下します。
誰しも認めたくない気持ちはあると思います。私もそうです。
しかしこれは避けることはできません。
そんな体の機能力の低下の一つに、脳からの指示力の低下があげ
られます。人の脳は水分が体に不足すると、水分補給の指令を
出します。しかし、加齢とともにこの働きが弱まってしまう傾向が
あります。すると脱水症状気味になり暑くても汗が出にくくなります。
逃げ場を失った熱が体に籠り体温が上昇し、熱中症に繋がってしまう
のです。
また、高齢者は若い人に比べ持病を持っているケースが多いです。
薬を服用している人も多いです。ここに落とし穴があります。
個人差はありますが脱水症状気味の段階で、脈が早くなったり
立ちくらみや軽い吐き気等の症状が現れるはずです。
しかし持病のせいとか薬の副作用だと勘違いしてしまい、脱水症状
だと気づかないことが多いです。
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