熱中症>救急車を呼ぶ時の基本知識
重度の熱中症の症状がある場合や、場所等の事情により別の
搬送方法が行えない場合などは、救急車を呼ぶことになります。
この時、いかに患者の容体を迅速かつ的確に伝えられるかが
救命のカギとなります。
大まかにですが、4つほどポイントを紹介します。
まずは患者の状態を把握します。意識・呼吸・脈拍の有無や顔色、
体や手足の温度などです。
次は患者の特徴の把握です。性別・年齢・体型などです。
知り合いであれば名前や住所、連絡先もあるといいです。
3つ目は把握するのが難しいのですが、症状が出てからどれくらい
時間がたっているかの把握です。道端などで偶然発見した場合は、
正確な時間はわからないので発見した時刻でいいと思います。
最後はその場所の情報の把握です。住所や目印、たどり着く為の
手段などです。これらの情報を出来るだけ迅速に把握し通報します。
通報から救急車が到着するまでの時間は、地域により大きく
異なります。都市部では、渋滞等の影響がなければ数分程で
到着すると予想されます。しかし郊外や過疎地域においては、
通報から到着に30分又はそれ以上かかってしまうことも
あります。この時間のロスはどうすることもできません。
そういった意味でも迅速かつ的確に伝え、ロスを少なくする
ことが重要になってくるのです。
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