熱中症>高齢者の熱中症予防
高齢者は熱中症だけでなく、多くの疾病にかかりやすいです。
他の項目でも取り上げましたが、体力や免疫力・内臓機能が
低下していく為です。つまり若い世代と同じ対策では不十分
なのです。熱中症を予防するには、若い人以上に慎重になら
なければなりません。
最も簡単なのは水分補給です。室内で過ごしていてもこまめな
水分補給が不可欠です。一度に多量の水分をとるのではなく、
コップ一杯くらいの水を1時間おきくらいに飲む方がいいです。
特に就寝・入浴前後には意識して水分を補給するようにしましょう。
一般的には0.1〜0.2%の食塩水やイオン飲料が適していると
されています。可能であればこういった物を飲むようにしましょう。
しかし、高血圧症などの他の病気等で医師から塩分の量を制限されて
いる人は水道水で対応するようにして下さい。
どうしてもイオン飲料などで水分を補給したい人は、かかりつけの
医師に相談してからにしましょう。
次に熱中症予防として効果が高いのは、日常生活の中での暑さを
避けることです。涼しい服装をして、外出は出来るだけ朝や夕方
などの比較的涼しい時間帯に行うようにしましょう。家の中の
温度上昇にも注意が必要です。室内の温度上昇を防ぐには、
すだれをかけて直射日光を避けたり、窓を開けて風通しをよく
したりするといいです。エアコンや扇風機を使用するのもいい
ですが、その際は風が直接体に当たらない様注意しましょう。
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